Microsoft® JScript
オブジェクト
チュートリアル  


オブジェクトとは
Microsoft JScript では、オブジェクトとは、プロパティとメソッドを集めたものです。メソッドとは、オブジェクトのメンバとなっている関数のことで、プロパティとは、値または一連の値 (配列やオブジェクト) がオブジェクトのメンバとなったものを指します。JScript では、組み込みオブジェクトユーザーが作成したオブジェクト、ブラウザ オブジェクト (これについては、別の場所での説明を参照してください) の 3 種類のオブジェクトがサポートされています。

配列としてのオブジェクト
JScriptでは、オブジェクトと配列はまったく同じように扱われます。オブジェクトのメンバ (プロパティやメソッド) は、配列の添字インデックスを使用して参照することも、名前を使用して参照することもできます (名前を使用する場合は、オブジェクトの名前の後ろにピリオドを置き、その後ろにプロパティの名前を記述します)。JScript では、添字の番号は 0 から始まります。また、コードをわかりやすくするために、添字を名前で表すこともできます。

このように、プロパティはさまざまな方法で参照できます。次に示すステートメントはすべて同じ処理を行っています。

theWidth = spaghetti.width;
theWidth = spaghetti[3];  // [3] は "width" のインデックス番号です。
theWidth = spaghetti["width"];
インデックス番号は、角かっこで囲んだ表記法でプロパティの参照に使用できますが、ピリオド (.) を使用する表記法でインデックス番号を指定することはできません。次のようなステートメントを記述すると、エラーが発生します。

theWidth = spaghetti.3;
オブジェクトがほかのオブジェクトをプロパティとしている場合は、名前を指定する表記法をそのまま続けてつなげてプロパティを指定します。

var init4 = toDoToday.shoppingList[3].substring(0,1);  // shoppingList は、配列で、toDoToday のプロパティです。
オブジェクトのプロパティとしてほかのオブジェクトを使用できることにより、複数の添字を持つ配列の作成が可能になります (ただし、これは直接サポートされている機能ではありません)。次に示すコードは、0 × 0 から 16 × 16 までの値の入った掛け算表を作成します。

var multTable = new Array(17);  // 表の骨格となる部分を作成します。
for (var j = 0; j < multTable.length; j++)  {  // すべての行を埋めていく準備。
    var aRow = new Array(17);  // 行を作成します。
    for (var i = 0; i < aRow.length; i++)  {  // 1 行分を埋めていく準備。
    aRow[i] = (i + " × " + j + " = " + i*j);  // データを作成し、代入します。
    }
multTable[j] = aRow;  // データの入った行を表に入れます。
}
このような配列の各要素を参照するには、次のように角かっこを複数使用します。

var multiply3x7 = multTable[3][7];
次のようなステートメントを記述すると、エラーが発生します。

var multiply3x7 = multTable[3, 7];

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