Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition
Private ステートメント
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関連項目


プライベート変数を宣言し、メモリ領域を割り当てます。スクリプト レベルで使用します。

構文

Private varname[([subscripts])][, varname[([subscripts])]] . . .

Private ステートメントの構文は、次の指定項目から構成されます。

指定項目 内容
varname 宣言する変数の名前を指定します。変数の標準的な名前付け規則に従って指定します。
subscripts 配列変数の次元を指定します。指定できる次元数の最大値は 60 です。引数 subscripts の構文は、次のとおりです。

upper [, upper] . . .

配列のインデックス番号の最小値は、常に 0 になります。

解説

プライベート変数は、宣言されたスクリプト内でのみ参照できます。

オブジェクトを参照する変数を使用する前に、Set ステートメントを使用して変数に既存のオブジェクトを代入する必要があります。宣言したオブジェクト変数にオブジェクトが代入されるまでは、その変数には Nothing という特殊な値が設定されます。

Private ステートメントを空のかっこと組み合わせて使うと、動的配列を宣言することができます。宣言した動的配列の次元と要素の数をプロシージャ内で定義するには、ReDim ステートメントを使います。ただし、Private ステートメント、Public ステートメント、または Dim ステートメントで明示的にサイズを指定した配列変数の次元を再び宣言しようとすると、エラーが発生します。

変数の初期化時には、数値変数は 0 に、文字列は長さ 0 の文字列 ("") に初期化されます。


ヒント  プロシージャ内で Private ステートメントを使用する場合は、通常、Private ステートメントをプロシージャの最初に記述します。


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