Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition
CStr 関数
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指定した式を内部処理形式 StringVariant に変換した値を返す変換関数です。

構文

CStr(expression)

引数 expression には、任意の式を指定します。

解説
ある操作結果を既定のデータ型ではなく特定のデータ型として表す必要がある場合には、通常、バリアント型内部処理形式変換関数を使用してコードを記述します。CStr関数を使うと、引数に指定された式を文字列型 (String) に変換します。

他のデータ型から 文字列型 (String) にバリアントの内部処理形式を変換するときは、Str 関数ではなく、国別情報を基に変換を行う CStr 関数を使ってください。システムの国別情報の設定に従って、その国で使われている小数点記号や千単位の区切り記号が正しく処理されます。

次の表は、引数 expression に指定された式と、CStr 関数の戻り値を示しています。

expression CStr の戻り値
ブール型 (Boolean) 真 (True) または偽 (False) を表す文字列。
日付型 (Date) 国別情報で設定されている短い形式の日付を表す文字列。
Null 実行時エラーが発生します。
Empty 長さ 0 の文字列 ("")。
エラー (Error) 値 "エラー値" という文字列 (国別情報により異なります) と、エラー (Error) 値として格納されている数値を合わせた文字列。
数式以外 数値を表す文字列。


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