コレクション内のオブジェクトを更新して、プロバイダから利用でき、プロバイダに固有のものとなるようにします。
collection .Refresh
プレースホルダ collectionは、Parameters、Fields、または Properties のいずれかのコレクションを表します。
Refresh メソッドは、呼び出し元のコレクションに応じて、異なる動作を実行します。
Command オブジェクトの Parameters コレクションに対して Refresh メソッドを使うと、Command オブジェクトで指定されているストアド プロシージャまたはパラメータ指定クエリーのための、プロバイダ側のパラメータ情報が取得されます。
Refresh メソッドを呼び出すときは、Command オブジェクトの ActiveConnection プロパティに有効な Connection オブジェクトを、また、CommandText プロパティに有効なコマンドを、それぞれ設定してください。
Refresh メソッドを呼び出す前に Parameters コレクションにアクセスすると、ADO は自動的に Refresh メソッドを呼び出してコレクションを収集します。
注意 Refresh メソッドを使ってプロバイダからパラメータ情報を取得したときにプロバイダが 1 つ以上の可変長データ型の Parameter オブジェクトを返した場合、ADO はそれらのパラメータに必要と思われる最大サイズに基づいてパラメータ用のメモリを割り当てますが、このパラメータをそのまま使ってコマンドを実行するとエラーになります。エラーを避けるためには、Size プロパティを明示的に設定してから Execute メソッドを呼び出してください。
Fields コレクションに対して Refresh メソッドを使っても、表面上は何も変化しません。データ元のデータベース構造に加えられた変更を取得するには、Requery メソッドを使うか、または Recordset オブジェクトがブックマークをサポートしていない場合には、MoveFirst メソッドを使う必要があります。
ある種のオブジェクトの Properties コレクションに対して Refresh メソッドを使うと、プロバイダが提供する動的なプロパティを持つコレクションが収集されます。これらのプロパティは、ADO がサポートしている組み込みプロパティにはない、プロバイダ固有の機能に関する情報を提供するものです。