Prepared プロパティ

コマンドを実行する前に、コマンドから準備済みステートメントを作成するかどうかを示します。

設定値と戻り値

ブール型 (Boolean) の値を設定または取得します。

解説

Prepared プロパティは、Command オブジェクトを初めて実行する前に、CommandText プロパティで指定されたクエリーについて、その準備済み (コンパイル済み) のクエリーを保存するようプロバイダに指示するために使います。この操作により 1 回目のコマンドの実行は遅くなりますが、プロバイダがコマンドをコンパイルした後はそのコンパイル済みのコマンドを使用して実行するため、パフォーマンスが向上します。

このプロパティが False の場合、プロバイダはコンパイル済みのコマンドを作成せずに Command オブジェクトを直接実行します。

プロバイダがコマンドの準備機能をサポートしていない場合には、コマンド準備の要求はすべて無視され、Prepared プロパティに False が設定されます。

対象

Command