Microsoft® JScript
JScript のデータ型
 チュートリアル  


JScript のデータ型
Microsoft JScript には、5 種類のデータ型があります。主なデータ型は、数値型、文字列型、およびブール型です。残りの 2 つは、関数とメソッド、および配列とオブジェクトです (メソッドは、オブジェクトのプロパティとして定義されている関数で、基本的には関数と同じです。また、オブジェクトと配列は、ほとんどの処理においてまったく同じように扱われ、実際には型として区別されません)。
文字列型
文字列は、一重引用符または二重引用符で囲みます。一重引用符を使用すると、二重引用符を含む文字列を指定することができます。JScript では、文字列もオブジェクトです。ただし、文字列は特殊なオブジェクトであり、専用のプロパティを持っています。したがって、独立した 1 つのデータ型と捉えておくとよいでしょう。次に文字列の例をいくつか示します。

"今日は祝日です。" 
'今日は "文化の日" です。' 
"42"
数値型
JScript では、整数も浮動小数点数もサポートされています。整数では、正の値、0、負の値のいずれかを取ることができます。浮動小数点数の表記には、小数点も、10 の累乗の指数を表す "e" (大文字でも小文字でもかまいません) も使用できます。両方とも使用した表記も可能です。

整数は、10 進数 (decimal)、8 進数 (octal)、および16進数 (hexadecimal) で表記できます。

8 進数の整数であることを示すには、先頭に "0" を付けます。各桁には、0 〜 7 の数字を入れることができます。先頭が "0" になっているのに "8" や "9" の入っている数値があれば、それは 10 進数として処理されます。8 進数の表記になっているのに "e" (または "E") の入った数値を入力すると、エラーが発生します。

16 進数 ("hex") の整数であることを示すには、先頭に "0x" ("x" は大文字でも小文字でもかまいません) を付けます。各桁には、0 〜 9 の数字および A 〜 F の英字 (大文字でも小文字でもかまいません) を入れることができます。16 進数表記では、"e" を値として入れることができますが、"e" が入っていても指数の指定にはならないので注意してください。A 〜 F の英字は、1 桁分の値を表すのに使われ、10 進数での 10 〜 15 に相当します。たとえば、0xF は 15、0x10 は 16 に相当します。

8 進数および 16 進数は負の値も取ることができますが、1 より小さい値を取ることはできません。単一の "0" で始まり小数点を持つ数値は、10 進数の浮動小数点数として処理されます。"0x" または "00" で始まり小数点を持つ数値では、小数点以下の桁は無視されます。

次にいくつか例を示します。

.0001, 0.0001, 1e-4, 1.0e-4  // この 4 つの浮動小数点数は、すべて同じ値です。
3.45e2                       // 浮動小数点数。345 に相当します。
42                           // 整数。
0377                         // 8 進数。255 に相当します。
00.0001                      // 8 進数は小数部を持つことができないため、この数値は 0 になります。
0378                         // 整数。378 になります。
0Xff                         // 16 進数の整数。255 に相当します。
0x37CF                       // 16 進数の整数。14287 に相当します。
0x3e7                        // 16 進数の整数。999 に相当します。
0x3.45e2                     // 16 進数は小数部を持つことができないため、この数値は 3 になります。
ブール型

ブール型の値は、真 (true) と偽 (false) の 2 つです。真と偽は特殊な値で、単純に 1 と 0 に対応する値ではありません。 比較処理の詳細については、「プログラム フローの制御」を参照してください。


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