Microsoft® JScript
JScript コードの記述
チュートリアル  


Microsoft JScript では、一般のプログラミング言語と同様にテキスト形式でコードを記述します。コードには、各種ステートメント、互いに関連する一連のステートメントが集められたブロック、およびコメントが含まれます。ステートメント内では、変数、文字列や数値などのデータ、および式を使用することができます。

ステートメント
JScript コードのステートメントは、1 行で記述します。ステートメントには、1 つまたは複数の項目および記号が含まれます。新しい行に移ると、必ず新しいステートメントの開始になります。ステートメントの終わりを明示的に記述するために、ステートメントの最後にセミコロン (;) を記述します。JScript では終了文字となります。

aBird = "コマドリ";
var today = new Date();
複数の JScript ステートメントを中かっこで囲むと、かっこ内の一連のステートメントがまとめられてブロックとなります。たとえば、関数条件処理などでブロックを使用します。次に示す例では、最初のステートメントで関数定義を開始し、その後の 5 つのステートメントのブロックで関数を定義しています。中かっこで囲まれていない最後の 3 つのステートメントは、ブロックではありません。また、関数定義の一部分でもありません。

function convert(inches)  {
    feet = inches / 12;  //  ここの 5 つのステートメントは、1 つのブロックに入れられています。
    miles = feet / 5280;
    nauticalMiles = feet / 6080;
    cm = inches * 2.54;
    meters = inches / 39.37;
}
km = meters / 1000;  //  ここの 3 つのステートメントは、ブロックに入れられていません。
kradius = km;
mradius = miles;
コメント
JScript の単一行コメントは、2 つのスラッシュ (//) で始まります。複数行コメントは、スラッシュとアスタリスクを組み合わせた記号 (/*) で始まり、その 2 つを逆に組み合わせた記号 (*/) で終わります。

aGoodIdea = "コード全体にコメントを付けてください。";  // これは単一行コメントです。

/*
これは、1 つ前のコードのステートメントを説明する複数行コメントです。

このステートメントは、変数 aGoodIdea に値を代入しています。このような引用符で囲まれた値は、
リテラルと呼ばれます。リテラルは、情報を間接的に参照するタイプのものではありません。リテラ
ルには、情報が明示的かつ直接的に入れられています (引用符は、リテラルの一部ではありません)。
*/

//  これは、単一行コメントをいくつも使用するという、別の形で記述された複数行コメントです。
//  ステートメントが実行された後は、次に示すステートメントのように、変数 aGoodIdea の内容
//  を名前を指定して参照することができます。このステートメントは、文字列の連結によって
//  変数 aGoodIdea に文字列リテラルを追加し、新しい変数を作成しています。

var extendedIdea = aGoodIdea + "いつコードの内容を解析しなければならなくなるかもしれません。";
代入と等価比較
JScript では、等号 (=) は、値の代入という処理に使用します。たとえば、次のような JScript コードがあったとします。

anInteger = 3;
これは、"3 という値を変数 anInteger に代入する"、つまり "変数 anInteger の値は 3 になる" ということを意味します。2 つの値が等しいかどうかを調べる場合は、2 つの等号をつなげて (==) 使用します。詳細については、「プログラム フローの制御」を参照してください。

JScript では、ブール値数式など、値を生成するものすべてを式と言います。式には、"を加えます" といった言葉ではなく、"+" のような記号文字を使用します。式は、任意の値、変数、演算子、および式を組み合わせて構成します。

var anExpression = "3 * (4 / 5)";
var aSecondExpression = "Math.PI * radius * 2";
var aThirdExpression = aSecondExpression + "%" + anExpression;
var aFourthExpression = "(" + aSecondExpression + ") % (" + anExpression + ")";

© 1997 Microsoft Corporation.