Buffer プロパティは、ページ出力をバッファに格納するかどうかを示します。ページ出力がバッファに格納されると、サーバーは現在のページのサーバー スクリプトの処理がすべて完了するまで、あるいは Flush メソッドまたは End メソッドが呼び出されるまで、クライアントに応答を送信しません。
Buffer プロパティは、サーバーがクライアントに出力を送信した後には設定できません。このため、Response.Buffer 呼び出しは .asp ファイルの先頭行に記述してください。
Response.Buffer [= flag]
flag
ページ出力をバッファに格納するかどうかを指定します。次の値のとぢらかを指定できます。
値 |
説明 |
FALSE |
バッファに格納しません。この値はデフォルト値です。サーバーは出力を処理と同時にクライアントに送信します。 |
TRUE |
サーバーは、現在のページの ASP スクリプトの処理がすべて完了するまで、あるいは Flush メソッドまたは End メソッドが呼び出されるまで、クライアントに出力を送信しません。 |
現在の ASP スクリプトのバッファ処理が TRUE に設定されている場合に Flush メソッドを呼び出さなければ、サーバーはクライアントからの Keep-Alive 要求のほうを優先します。これにより、サーバーはクライアント要求ごとに新しい接続を作成する必要がなくなるため動作が速くなります。
しかし、バッファ処理を行った場合サーバーが現在のページのスクリプト処理をすべて完了するまで、クライアントに応答が表示されなくなります。このため、長いスクリプトでは処理の遅れが目立つことがあります。
レジストリ フラグ BufferingOn を使うと、スクリプトのバッファ処理のデフォルト値を設定することができます。このフラグの詳細については、「Active Server Pages スクリプト ガイド」の「レジストリ エントリの設定」を参照してください。